小屋DIY、平屋セルフビルドにおすすめの基礎!石場立て(置き石基礎)とは。

セルフビルドの家

一昔前の家は、全部置き石基礎です。

小屋をDIYで建てよう。家をセルフビルドしよう。そうやってテンション上がっていろいろ考えだして、一番最初につまづくのは基礎の作り方です。鉄筋コンクリートで作るのが普通だとは知ってるけど、実際にやったことなくて勇気がでない人もいっぱいいると思います。

そんなあなたに、僕は石場立て(置き石基礎)をおすすめします!

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石場立て(置き石基礎)とは

置き石基礎は、日本で古くから木造建築に使われてきた基礎です。古い神社やお寺の縁の下を覗いてみてください。きっと、柱が石の上に乗っていると思います。それが、置き石基礎です。現在では、ホームセンターとかに売っている束石を使った基礎も置き石基礎になります。

伝統的な作り方は、大きな丸太と、滑車と、人力で基礎の下になる地面を押し固めます。その上に大きな石を乗せて動かないように埋めて出来上がりの非常に単純な基礎です。

置き石基礎の耐震性

置き石基礎は、普通の方法で建築確認を通すことができません。建築士さんに頼んで通そうとすると膨大な手間とお金がかかります。一昔前は、通すこと自体不可能でした。つまり、日本は先人が研究して作り上げてきた文化的にも価値の高い建築法を、耐震性がないと完全に否定したのです。

そうやって一度否定された置き石基礎ですが、最近ちょっと見直されてきています。置き石基礎の耐震性を調べた大掛かりな研究などの成果です。

伝統的構法で作られた木造建築物の耐震性能検証実験 Eディフェンス 2012年9月19日 実大震動台実験 Kobe

石場立ては従来工法で、粘り強い(変形性能の高い)構造を持つ場合、地震への耐性が高いと証明されたのです。

なんて難しいことは、一応頭の片隅に置いておいて、小屋をDIYする人や、小さな平屋をセルフビルドする人にとって、正直、基礎の耐震性はそんなに大切じゃないと思います。特に単純な構造にして、屋根を軽いガルバなどにしておけば、まず地震で小屋が倒れる原因は基礎にはないはずです。また、重さの軽い小屋の基礎が沈んだなんて聞いたこともありません。そんな心配の前に、台風でぶっ飛んでしまう心配をしたほうがいいでしょう。

石場立て(置き石基礎)のメリット

安い

べた基礎と比べると使うコンクリートの量が全く違うのでかなり安いです。使う砕石の量も少ないです。

僕のセルフビルドの自宅では、ホームセンターのブロックではなく、自然の石(岩?)を使いました。それも裏庭に転がっていた石です。つまり、ウチの基礎はほぼ無料です。

速い

コンクリートの基礎は、穴を掘って、砕石を入れて、転圧して、捨てコンを流して、枠を作って、鉄筋を組んで、コンクリートを作って流し込みます。工数が多い分時間がかかります。石場立ては、穴を掘って、砕石を入れて、転圧して、コンクリートをちょっと入れて、石を乗せて完成です。僕が、48m2の自宅の基礎を一人でやって実働4日分くらいで完成しました。

何かがあっても後から直せる

例えば、置き石基礎の一箇所が沈んできても、車を持ち上げるようなジャッキがあれば、その部分の建物を持ち上げて、基礎を直すなり、なんでも出来ちゃいます。べた基礎で基礎が傾いたら、、、どうやって直すんですかね。

精度が悪くてもなんとかなる

石を固定して行って最後に、石の高さがあってない!なんてことがあったとしても、石の上に乗せる柱の長さを調節すればいいのです。ある程度あってるほうがいいですが。

床下を有効利用できる

床下のスペースにどこからでもアクセスできます。ちょっとした物置に便利です。

石場立て(置き石基礎)のデメリット

確認申請が通らない

確認申請を通そうとすると、通すためだけに膨大なお金がかかります。建築士さんも嫌がっちゃいます。つまり、10m2以下の小屋か、建築確認の必要ないド田舎でしか採用できません。

基礎と建物の固定が甘い

べた基礎や、布基礎の場合、建物は大量のアンカーで基礎に固定します。石場立ての場合、伝統的な作り方では、アンカーすら使いません。柱の底の部分を石の形に加工して、滑りにくくしたりします。ホームセンターなどで売られている束石には、羽子板がついていたり、四角い穴が空いていたりします。羽子板は、ボルトやビスで柱を固定するため、四角い穴は、柱の底をその穴に入るように加工することで、滑ったり、回転したりするのを防ぐためにあります。これで、ある程度固定できるのですが、軽い小屋などはこれでも強風で飛ぶ心配があります。せめて、ボルトを羽子板に通してしっかり固定しておきましょう。

まとめ

このように、石場建てはDIY小屋やセルフビルドをする方におすすめの基礎です。

残念なのは、都市計画区域内にお住いの方には、採用出来ないことです。僕の住んでいるところ(滋賀県長浜市余呉町)では、確認申請が必要ないため比較的自由にセルフビルドが出来ます。そのため、セルフビルドで石場建てを採用できました。

実際の詳しい作り方は、今後の投稿をチェックしてくださいね!

コメント

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